偶然、今日が撮影最終日だったそうで、慌ただしいところ、「ほぼ部外者」だった僕は、
なるべく迷惑にならないように、現場を見学させて頂きました。
しばらく控え室で関係者と雑談をしていると、「最後のシーン入ります」というスタッフさんの声が聞こえました。
そこで、約2週間の連続した撮影の、最後の現場を体験させてもらいました。
そこには、数人の役者さん、そしてその周りのスタッフ、総勢30名ほどのスタッフの、思いが共通した緊張とクライマックスが、感情が頂点に到達するのが、手に取れる空間でした。
最後のテイクが撮り終え、すぐさま別室へ。若い役者さん達の目頭は熱く、ベテラン勢も慣れているとは言え、感極まったような、祝福の達成感というか、晴れ晴れとした感じと、終わってしまう切なさが同居した感情を大人に抑制。。。お疲れ様会に突入。各役者さんのコメント、そして、タイミング良くスタッフがお花を用意、贈呈。
それは、まるでオリンピックのようだった。
選手の数年間の準備を観ず、切り取られた試合だけを画面で観て、リアルタイムに選手に感情移入し、協議が終わった瞬間にメディアからの「お疲れさまインタビュー」、そして表彰式。この映画の現場の最後の後のシーンには、そんなオリンピックのような物語が流れていました。
僕も、自分なりの最大限の力で、この映画に参加できれば、と思いました。。。
後日、仕事に入ります。